セン(栓)は、木目の美しさ、木肌の白さ、表面の光沢から家具材としての利用価値が高く、最も高級な木材の一つです。それゆえ、木材は日本の木ではめずらしくヨーロッパへ輸出されています。
落葉の高木で、樹高は通常15~20m、直径10~50㎝ですが、樹高25m、直径1.5mに達するものもあります。北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシアと広く分布しますが、産地としては北海道が有名です。
大きな特徴は、比重が軽い割には、強度があり、狂いが少ないことです。
ウコギ科ハリギリ属に属し、樹としての名前は「ハリギリ(針桐)」です。これは若いハリギリは幹や枝が鋭いトゲに覆われ、桐のように手のような形をした大きな葉をもっているところから名付けられました。
新芽は、タラノキやコシアブラという他のウコギ科同様、山菜として食べられます。
北軽井沢の山中でハリギリを見つけ、よく天ぷらにして食べたものです。
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