コーススレッド(粗いネジとの意味)は、普通の木ネジより径が小さく、ネジ山の間隔(ピッチ)も粗く、またネジ山が高いので、ネジと釘の両方の性質を併せ持っています。
下穴をあけないで使えるという点が非常に便利で、値段も安く、釘に比べて五倍の保持力を持っていますから、必要な長さは打ち付ける板の厚さの2倍です。釘だと2.5~3倍。多くの大工さんが、コーススレッドを使っています。
コーススレッドを打ち込むには、電動インパクトドライバーが最適です。その名前の通り、回りながら打撃(インパクト)を与えるので、人がネジを木材に強く押し付ける必要がありません。インパクトドライバーは、金づちのようにたたきながら、もう一方でドライバーを回しているような機械です。タ、タ、タとリズミカルな音が出ているときは、すーと木材に吸い込まれるように沈んでいきます。
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