新しい脚部は厚さ28mmの木材に直径35mmの丸いほぞ穴を通しで開けて、丸棒を差し込み、くさびを打ち込む構造としました。くさびを差し込む脚の部分にはのこぎりで切り込みを木目と平行になるように入れておきます。ほぞ穴や丸棒、切れ込みにも木工ボンドを塗り、脚をほぞ穴に入れたのちに、かなづちでくさびを打ち込ます。くさびは堅い木を使って長めに作っておきます。ボンドが乾いたら、のこぎりではみ出た脚をくさびと一緒に切りとり、サンドペーパーをかけてスムーズにします。くさびを打ち込む方向は、絵のように、ほぞ穴をあけた木材の木目に対して直角になるようにします。平行に入れると木材が割れていまします。
2つの脚部を座板にコーススレッドで打ち込んで固定すると、ベンチの出来上がりです。ここでは、万が一脚部が壊れた時の修理のために木工ボンドを使わないようにしています。
丸い座板のスツールを作るときも、くさびを使用します。くさびを座板の木目に直行させると、見た目が美しくないので、木目に対して45°にするとバランスが良くなり、きれいです。
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